TOPIKとハングル検定どっちを選ぶ?最適な受験ルートと違いとは?

TOPIK

この記事は、韓国語の試験でTOPIKとハングル検定のどちらを受けるか迷っている方に向けて書かれています。

韓国語の資格試験には、韓国政府公認のTOPIK(韓国語能力試験)と、日本独自の検定である「ハングル」能力検定(ハングル検定)の2つがあります。それぞれ試験の特徴やレベル設定、メリット・活用シーンが異なるため、自分に合った受験ルートを選ぶことが大切です。

本記事では、TOPIKとハングル検定の違いを比較しながら、学習目的に合わせた最適な受験ルートをわかりやすく解説します。

TOPIK(韓国語能力試験)を知ろう

韓国語能力試験TOPIK
大韓民国政府(教育省)が認定・実施する唯一の韓国語能力試験、TOPIKの公式サイトです。日本国内で延べ41万人以上の受験数を誇り、大学の単位認定、奨学金支給、留学や就職など幅広く活用されています。

TOPIKは韓国国立国際教育研究所が運営する、いわば「韓国語の公式試験」です。世界80か国以上で実施されている国際基準の試験なんです。

レベル構成をチェック

初級コース(TOPIK I)

  • 1級レベル: ハングルが読めて、基本会話ができる
  • 2級レベル: 買い物や食事の注文など、身近な場面で韓国語が使える

中上級コース(TOPIK II)

  • 3級レベル: 韓国ドラマを字幕なしで理解し始められるレベル
  • 4級レベル: ニュースの内容が大体わかり、意見交換ができる
  • 5級レベル: 専門的な内容も理解でき、韓国人と自然に会話できる
  • 6級レベル: ビジネス文書も読みこなせる、ほぼネイティブレベル

受験の基本情報

  • 運営団体:韓国国立国際教育研究所
  • 試験費用:TOPIK I(初級)4,500円、TOPIK II(中上級)6,000円

ハングル能力検定試験を詳しく見てみよう

各級レベルと合格ライン | ハングル能力検定協会
各級レベルと合格ライン | ハングル能力検定試験の公式ホームページです。総出願者数49万人を超える「ハングル能力検定試験」は、日本ではじめての韓国・朝鮮語検定として1993年の6月に1回目の試験を実施しました。この試験の特色は、日本語を母語...

こちらは韓国語振興財団が主催する、日本発の韓国語試験です。日本人の韓国語学習の特徴を踏まえた出題が特徴的です。

6段階のレベル設定

入門〜初級

  • 5級: ハングルの仕組みを理解し、基本単語480語程度を覚えている
  • 4級: 簡単な韓国語のやり取りができ、語彙数は約1,000語

中級への道

  • 3級: 日常会話に困らず、韓国語らしい表現も使えるようになる
  • 準2級: 新聞記事も読めて、韓国語でのコミュニケーションが楽しくなる

上級者向け

  • 2級: 韓国語の微妙なニュアンスまで理解し、南北の言葉の違いもわかる
  • 1級: 契約書や専門書も読みこなせる、韓国語マスターレベル

費用と併願システム

単独受験料

  • 5級:3,700円〜1級:10,000円(級が上がるにつれて受験料もアップ)

お得な併願受験 隣接する級を一緒に受験すると割引が適用されます

  • 例:3級と4級の併願なら9,000円(単独だと9,500円)

受験者数で見る人気度の違い

試験選びの参考として、実際の受験者数も見ておきましょう。

TOPIKの受験動向

TOPIK(韓国語能力試験)は、韓国政府公認の世界共通試験です。
2024年の受験者数は6回合計で のべ約37万人 に達し、日本国内でも 過去最多ののべ約3万5千人 が受験しました。

1997年の初年度から2023年までに 延べ41万人以上 が日本で受験しており、年々受験者数が増加している傾向があります。

ハングル検定の状況

一方で、ハングル能力検定(ハングル検定)は日本独自の試験です。
具体的な受験者数は公開されていませんが、日本国内では広く知られており、長年安定した受験者数を維持しています。

気になる難易度比較!どっちが合格しやすい?

TOPIKとハングル検定の難易度比較
レベル ハングル検定 TOPIK 特徴
初級 ・5級・4級
・日本人学習者向けで比較的やさしい
・TOPIK I(1・2級)
・問題文がすべて韓国語なので慣れが必要
・ハングル検定は導入しやすい
・TOPIKは最初から韓国語環境に慣れられる
中級 ・3級・準2級
・文法知識を中心に体系的学習が必須
・TOPIK II(3・4級)
・実用的な会話力や読解力を重視
・ハングル検定は学問的要素が強い
・TOPIKは実践的コミュニケーション寄り
上級 ・2級・1級
・特に1級は合格率6.5%と超難関
・TOPIK II(5・6級)
・韓国語運用能力の最高レベルを測定
・ハングル検定上級はTOPIK6級より難しいとされる
・TOPIKは学習者全般向けに国際標準化

TOPIKとハン検のどちらが向いている?

TOPIK(韓国語能力試験)

TOPIKは韓国政府が実施する世界共通の試験で、韓国語を使った進学や就職において大きな強みとなります。実践的なリスニングやライティングを重視しており、グローバルに韓国語力を証明したい人に適しています。

向いている人

  • 海外志向が強い人
  • K-POPや韓国ドラマがきっかけで学んでいる人
  • 韓国留学や韓国企業への就職を考えている人
  • 世界共通の資格として証明したい人
  • 実践的な韓国語コミュニケーション力を伸ばしたい人

ハングル検定

ハングル検定は日本独自の試験で、日本国内における韓国語スキルの証明に役立ちます。語彙や文法、漢字語などを体系的に学ぶことができ、日本語話者に特化した学習設計が特徴です。

向いている人

  • 着実にステップアップしたい人
  • 日本国内でスキルをアピールしたい人
  • 自分のペースで段階的にレベルアップしたい人
  • 文法・語彙を体系的に学びたい人
  • 日本語話者に特化した試験を受けたい人

迷ったときの基準

  • 韓国との関わりを深めたい → TOPIK
  • 日本でのスキル証明を重視したい → ハングル検定

※試験内容や受験料は変更される可能性があります。受験前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

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