TOPIKⅡの쓰기54は、作文問題の中でも最も配点が高く、ここで得点できるかどうかが合否を大きく左右します。しかし、「何を書けばよいのか分からない」「構成が思い浮かばない」と感じる受験者も少なくありません。実際には、쓰기54は一定の型(テンプレート)を理解し、それに沿って書くことで、安定した得点が可能となる問題です。本記事では、쓰기54の基本的な書き方と、そのまま応用できる構成の考え方を解説します。
本記事を読めば、쓰기54でそのまま使える型が理解できます。
最も大事な考え方

쓰기54で最も重要なのは、「序論→本論→結論」の一貫性です。
各段落の内容が論理的につながっているかを常に意識する必要があります。
쓰기54では、最初の数回は思うように書けないのが一般的です。しかし、複数回の演習を通じて使用する表現や構成が定着すると、徐々に安定して書けるようになります。
目安として、初回から数回(1〜3回程度)は思うように書けないケースが一般的です。その後、4〜10回程度の演習を重ねることで徐々に構成や表現に慣れ、安定して書けるようになります。さらに10回以降になると、自身のフレームワークが確立され、頻出表現も自然に使いこなせるようになります。

実際の過去問
過去問
54.次のテーマについて、自分の考えを600〜700字で書きなさい。なお、問題文をそのまま書き写してはいけません。(50点)
最近は、子どもが学校に入る前の幼い頃から、楽器や外国語などさまざまな教育を受ける場合が多い。このような早期教育には良い点もあるが、問題点もある。以下の内容を中心に、「早期教育の長所と問題点」について自分の意見を書きなさい。
・早期教育の長所は何か?
・早期教育の問題点は何か?
・早期教育に賛成か反対か?理由を挙げて自分の意見を書きなさい。
模範解答
最近では、学校に入る前の子どもたちに対して、さまざまな教育を行う場合が多い。幼い頃から行われる早期教育には良い点もあるが、問題点も存在する。
まず、早期教育の最大の長所は、子どもの才能を早期に発見し、持っている潜在能力を最大化できる点である。例えば、芸術分野で有名な人の中には、幼い頃から体系的な教育を受けたケースが多い。また、早期教育は子どもの学業競争力を高めることができるという点でも優れている。さらに、さまざまな経験を通じて子どもの世界観を広げることにも役立つ。
しかし、早期教育は親の強制によって行われる可能性があるという問題点もある。その結果、子どもはストレスを受けたり、圧迫的な学習環境によって学習への興味を失うこともある。また、過度な早期教育は子どもの情緒発達に悪影響を与える可能性がある。
このような長所があるにもかかわらず、以上の問題点を考慮すると、早期教育を実施することは適切ではないと考える。真の教育とは、学習者の自発性と内的動機に基づくものである。子どもは成長過程にあり、自分が何を望んでいるのかを明確に認識できない可能性が高い。そのため、子どもの意思よりも保護者の意向が優先されやすくなる。以上の理由から、私は早期教育に反対する。
※ 過去問は公式サイトで公開されており、誰でも閲覧可能です。
前提知識
쓰기53では、内容だけでなく原稿用紙の使い方も評価に影響します。
原稿用紙のルールに不安がある方は、事前に確認しておくのがおすすめです。

序論
序論では、問題文の内容をそのまま書き写すのではなく、主題を把握したうえで言い換える(抽象化する)ことが求められます。
また、この段階で自分の立場(賛成・反対)をある程度定めておくことで、結論との一貫性を保ちやすくなります。
模範回答
最近では、学校に入る前の子どもたちに対して、さまざまな教育を行う場合が多い。幼い頃から行われる早期教育には良い点もあるが、問題点も存在する。
本論
着眼ポイント①:長所
① 早期教育の長所は何か?
抽象化
まず、設問に対する答えを抽象的に提示します。そのうえで、具体例を用いて内容を補強していきます。
以下のように、早期教育の長所を箇条書きで2、3個書き出してみましょう。
- 潜在能力を最大化できる
- 学業競争力を高めることができる
- 子どもの世界観を広げることができる
模範回答
まず、早期教育の最大の長所は、子どもの才能を早期に発見し、持っている潜在能力を最大化できる点である。
具体化
上記の抽象を選択して、具体に落とします。
ここで重要なのは以下の視点です。
- 序論と結論を決めているのでずれてないもの
- 具体例が上げやすいもの
模範回答
例えば、芸術分野で有名な人の中には、幼い頃から体系的な教育を受けたケースが多い。また、早期教育は子どもの学業競争力を高めることができるという点でも優れている。さらに、さまざまな経験を通じて子どもの世界観を広げることにも役立つ。
具体例を示す際には、「例えば」を用いる表現が一般的であり、最も使いやすい形式の一つといえます。
着眼ポイント ②:短所
② 早期教育の問題点は何か?
抽象化
こちらも同様に、早期教育の問題点を箇条書きで 2、3個書き出してみましょう。
- 親の強制によって行われる可能性がある
- ストレスにより、学習への興味を失う可能性がある
- 行き過ぎた早期教育は、子どもの情緒発達に良くない
模範回答
しかし、早期教育は親の強制によって行われる可能性があるという問題点もある。
具体化
抽象的な指摘に加え、「その結果どうなるのか」という視点で具体化することが重要です。
模範回答
その結果、子どもはストレスを受けたり、圧迫的な学習環境によって学習への興味を失うこともある。また、過度な早期教育は子どもの情緒発達に悪影響を与える可能性がある。
結論
着眼ポイント
③ 早期教育に賛成か反対か?理由を挙げて自分の意見を書きなさい。
このパートでは、自分の意見がどうなのかはっきり結論づける必要があります。
その際、「序論→本論→結論」の流れに一貫性があるかを常に意識することが重要です。
例えば、序論や本論で賛成の立場を示しているにもかかわらず、結論で反対の意見を述べてしまうと、論理の整合性が失われ、評価が下がる可能性があります。そのため、全体を通して一貫した主張を維持することが求められます。
模範回答
このような長所があるにもかかわらず、以上の問題点を考慮すると、早期教育を実施することは適切ではないと考える。真の教育とは、学習者の自発性と内的動機に基づくものである。子どもは成長過程にあり、自分が何を望んでいるのかを明確に認識できない可能性が高い。そのため、子どもの意思よりも保護者の意向が優先されやすくなる。以上の理由から、私は早期教育に反対する。
54番の採点基準
本記事で解説している「抽象→具体」の構成は、TOPIK公式が公開している採点基準に基づいたものです。
ただし、提示された内容以外であっても、論理的に一貫した説明ができていれば十分に評価対象となります。そのため、一つの型に限定せず、さまざまな視点からアイデアを整理しておくことが重要です。
まとめ

쓰기54は、テーマの難易度ではなく、「構成」と「論理性」で評価される問題です。特に、「序論→本論→結論」の一貫性を保ちつつ、抽象から具体へと展開できているかが重要なポイントとなります。
また、設問に沿って内容を整理し、自身の立場を明確に示すことで、安定した得点につながります。쓰기54はパターン化された構成で対応できるため、型を理解し、繰り返し練習することが重要です。
- 序論と結論の方向性を先に決定する
- 本論では一貫性のある内容を1〜2点に絞る
- 抽象から具体へと展開できる内容を選ぶ
- 論述全体に矛盾がないかを確認する
- 箇条書きで整理した内容を文章として展開する
まずは本記事で紹介した考え方をもとに、自分なりのフレームワークを構築し、実際に書く練習を積み重ねていきましょう!







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