韓国語でおなかの痛みを表す「배탈・복통・위통」は、どれも似ているため違いが分かりにくいです。「日常で使うのはどれ?」「病院ではどの表現?」と迷ったことはないでしょうか。
結論としては、배탈=食あたり・消化不良など日常的な不調、복통=腹部全体の痛み(一般的な医学表現)、위통=胃の痛み(部位限定)と整理すると明確に使い分けできます。
本記事では、それぞれの意味と使い方を会話から医療シーンまで分かりやすく解説します。
韓国語の「배탈・복통・위통」比較表
| 単語 | 意味 | 痛みの範囲 | 主な原因 | ニュアンス |
|---|---|---|---|---|
| 배탈 | 食あたり・お腹を壊すこと | お腹全体 | 食べ物・消化不良 | 一時的な体調不良 |
| 복통 | 腹痛(医学的・一般的) | お腹全体 | さまざま | 客観的・広い意味 |
| 위통 | 胃の痛み | 胃(みぞおち) | 胃炎・ストレスなど | 部位が限定される |
배탈(ペタル)

「배탈」は「お腹を壊すこと」や「食あたり」に近い意味で、特に食べ物が原因でお腹の調子が悪くなるときに使われます。日本語でいうと「お腹をこわした」「食べすぎてお腹が痛い」といった、一時的な体調不良として使われることが多いニュアンスの表現です。
- 冷たいものの食べすぎ
- 傷んだ食べ物
- 食べすぎ・飲みすぎ
上記の原因による腹痛の場合に使用するケースが多い言葉です。
-
어제 찬 음식을 많이 먹어서 배탈이 났어요.
(昨日冷たいものをたくさん食べたのでお腹を壊しました) -
아이가 배탈이 나서 학교를 쉬었어요.
(子どもがお腹を壊して学校を休みました)
복통(ポクトン)
「복통」は「腹痛」という意味で、お腹の痛み全般を指す最も広い表現です。使い方のポイントは、原因・場所を限定しない腹痛の「総称」であるという点です。
- 医療的・客観的な表現
- 病院やニュースでも使われる
- フォーマルな印象もある
使用する場面のニュアンスとして上記の内容を覚えておきましょう。
「복통」は腹痛を表す広い表現なので、以下のすべてを含んでいる点も特徴です。
- 배탈(お腹を壊す・食あたりなど)
- 위통(胃痛)
- 腸の痛み
- 生理痛(場合による)
つまり、幅広く使える表現だが、やや客観的・説明的な言い方といえます。
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갑자기 심한 복통이 생겼어요.
(急にひどい腹痛が起きました) -
복통이 계속되면 병원에 가세요.
(腹痛が続くなら病院に行ってください)
위통(ウィトン)

「위통」は「胃痛」つまり胃(みぞおちあたり)の痛みを指します。使い方のポイントとしては、「痛む場所が明確」であり「医学的・やや専門的」な表現です。
使用する場面のニュアンスとしては、病院や診断の場面でよく使われる表現で、ストレスや胃炎といった原因が連想されることが多いのが特徴です。また、배탈に比べるとやや深刻な印象を持つ言葉として使われます。
- 胃炎
- ストレス
- 空腹・過食
- 刺激の強い食べ物
「위통」を起こす主な原因としては上記の内容が挙げられます。
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스트레스 때문에 위통이 심해졌어요.
(ストレスのせいで胃の痛みがひどくなりました) -
위통이 있어서 약을 먹었어요.
(胃が痛くて薬を飲みました)
まとめ
最後にポイントを整理すると、배탈は食べ物が原因でお腹を壊すときに使うカジュアルな表現、복통は腹痛全体を指す最も広い意味を持つ汎用的な言葉、위통は胃に限定された痛みを表す表現です。
これら3つを正しく使い分けるためには、「原因に注目しているのか」「痛みの範囲を指しているのか」「具体的な場所を示しているのか」という視点で整理すると理解しやすくなります。

