TOPIKの쓰기は試験科目の中でも特に苦戦する分野ですよね。
読解と聞き取りとは異なり、自分で文章を書く必要があるため、「何を書けばいいか分からない」と悩む方も多いかと思います。
しかし、問題全体の形式や傾向、効率の良い対策方法を知っておけば、独学でも十分に得点を伸ばすことができます。
本記事では51〜54番の出題形式や時間配分と、よくあるミスや高得点を取るための勉強法について詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
h2 쓰기51番
h3 出題形式・単語レベル
| 問題文 日本語訳 |
| スミさん、これまでありがとうございました。私は来月になれば、香港へ仕事を( ㄱ )。私が望んでいた会社に就職をして嬉しいですがスミさんと頻繁に会えなくなるかもしれないので残念です。プレゼントを準備したのですが、プレゼントがスミさんに気に( ㄴ )。 |
| 模範解答 |
| (ㄱ)しに行きます:하러 갑니다(ㄴ)入ってもらえると/入ってもらえたら嬉しいです:들면/들었으면 좋겠습니다 |
51番では、初中級相当の単語を用いた広告文や案内文、メールや手紙などといった日常生活でよく目にする内容が出題されます。
文章の( )に自然に繋がる言葉を答える問題で、談話構成能力を評価する問題となっています。
解答を書くときは、前後の文章をよく読み、内容が自然に繋がるように答えなければなりません。
時間配分
3・4級を目標にする方は10分以内に解くことを目安にすると良いでしょう。
5・6級合格を目指すのであれば、残りの問題を考慮し5分以内にスムーズに解いていくことが理想です。
単語レベル
51番では、初中級単語が登場します。
| 日本語 | 韓国語 |
|---|---|
| これまで | 그동안 |
| 来月 | 다음달 |
| 就職 | 취직 |
| 残念だ | 아쉽다 |
| 気に入る | 마음에 들다 |
上記の例のように、第64回の過去問では마음에 들다(気に入る)といった慣用句が出てきました。
日常会話でもよく使われる慣用句が度々登場しますので、TOPIK3級相当の単語と合わせて慣用句も勉強しておきましょう。
h3 よくあるミスと対策など
- タメ口表現や話し言葉を使わないようにする
- 解答に( )の前後の内容を含めない
- 解答は必ず一文(一行)でまとめる
問題文と同じ形式・格調で解答し、タメ口表現や話し言葉は使わないようにしましょう。
特に51番では、ほとんどの場合「입니다/합니다」体で出題されていますので、解答は同じく「입니다/합니다」体で統一するようにしましょう。
以下のように、書き換え練習をすると試験対策になります。
| 부타이 있어서 메일을 보내요. | → 부탁이 있어서 메일을 보냅니다. |
| 언제까지 신청하면 돼요? | → 언제까지 신청하면 됩니까? |
また、解答には( )の前後の内容を重複して記入しないように注意し、必ず一文(一行)でまとめます。
さらに、文脈に合わない語彙や文法を使うと減点されてしまうので、解答記入後には、文章全体が自然に繋がっているか一度確認してみましょう。
普段から、韓国の広告や案内文を読んで、どのような文法表現が使用されているか知っておくと試験対策になりますよ。
h2 쓰기 52番
出題形式・単語レベル
| 問題文 日本語訳 |
| 星は地球から遠く離れている。だから星の光が地球まで届くのに多くの時間がかかる。地球と最も近い星の光も、地球に来るのに4億年かかる。もし私たちがこの星を見るのなら、私たちはこの星の現在の姿ではなく、4億年前の( ㄱ )。このように、星の光は長い時間が過ぎることで地球へ到達する。だから、ある星が消えても私たちはその事実をすぐに知ることができず、とても長い時間が( ㄴ )。 |
| 模範解答 |
| (ㄱ)姿を見ることになる : 모습을 보는 (ㄴ)経てこそ知ることができる : 지내야 알 수 있다 |
52番では、説明文の中の( )部分に当てはまる適切な語彙や文法を答える問題で、51番と同じく穴埋め問題になっています。
単語力よりも、文と文を繋げる適切な文法を使えるかが評価されます。
そのため、内容が自然に繋がっていれば、文章内で出た単語を使用しても大丈夫です。
( )の前後の文をよく読み、接続詞の種類や反対表現がないかをしっかりと確認し解答していきましょう。
時間配分
3・4級を目指す方は10分程度で解答できると良いでしょう。
5・6級目標の場合は、5分以内にスムーズに解いていきましょう。
単語レベル
52番では初中級レベルの単語が登場します。
| 日本語 | 韓国語 |
|---|---|
| 星 | 별 |
| 離れている | 떨어져 있다 |
| 現在 | 현재 |
| 姿 | 모습 |
| 到達する | 도달하다 |
文法の理解度を評価する問題ですので、単語自体は比較的易しいです。
文章内の単語を上手く利用して攻略しましょう。
よくあるミスと対策など
51番と同じく、( )前後の内容を含めて書かないように注意し、一文(一行)で書くようにします。
また、52番では、「한다」体を用いた説明文が出題されるので、解答も「한다」体で統一します。
「입니다/합니다」体で答えると、減点対象になるので注意しましょう。
もちろんタメ口表現や話し言葉はNGです。
쓰기 53番
出題形式・単語レベル
| 53番 日本語訳 |


| 模範解答 日本語訳 |
| オンラインショッピング市場の変化について調査した結果、オンラインショッピング市場の全体売上高は2014年に46兆ウォン、2018年に92兆ウォンで、4年ぶりに大きく増加したことが分かった。使用機器による売上高は、パソコンの場合2014年に32兆ウォン、2018年に39兆ウォンで小幅に増加した反面、スマートフォンは2014年に14兆ウォン、2018年に53兆ウォンで売上高が大幅に増加した。このようにオンラインショッピング市場が変化した原因はオンラインで多様な商品の購入が可能になり、スマートフォンがパソコンに比べショッピングへのアクセス性が高くなったからだ。 |
53番は、与えられた情報を正しく読み取り、正確な文章を書けるかが評価される問題です。
主に、グラフや図表が提示されるので、その内容を200〜300字の文章で説明する形式となっています。

時間配分
3・4級を目指す方は、試験の残り時間20〜30分程度で最後まで書けるようにしましょう。
5・6級目標の場合は、10分程度で最後まで書き終えることが理想です。
53番で時間がかかりすぎてしまうと、次の54番を解くときに時間が不足してしまう可能性がありますので、過去問や模試問題を利用して書く練習をしておきましょう。
単語レベル
53番では中上級レベルの単語が登場します。
| 日本語 | 韓国語 |
|---|---|
| 売上高 | 매출액 |
| 変化 | 변화 |
| 原因 | 원인 |
| 多様だ | 다양하다 |
| アクセス性 | 접근성 |
問題文自体は高難易度の単語はそれほど出てきませんが、グラフや表の内容を説明するための語彙力は必要になります。
以下の「点数を伸ばすコツ−テンプレートの暗記」で詳しく説明しています。

よく出題される内容
쓰기53番 過去問一覧
| TOPIK作文テーマ | 韓国語 |
|---|---|
| 第96回 マラソン大会参加者数の変化 | 마라톤 대회 참가자 수의 변화 |
| 第91回 コンビニの売上高の変化 | 편의점 매출액의 변화 |
| 第83回 世帯数の変化 | 세대 수의 변화 |
| 第64回 オンラインショッピング市場の変化 | 온라인 쇼핑 시장의 변화 |
| 第60回 自転車利用者の変化 | 자전거 이용자 수의 변화 |
過去問を見てみると、「人数」「利用率」「売上高」などの変化を示すグラフが頻繁に出題されています。
重要なのは、共通して変化を示す情報が出題されるということです。
テーマが異なっても、数値が増加・減少するといった内容が出ますので、数値の変化を説明する文章を書く練習をすると効果的です。
よくあるミスと対策など
不必要な内容を追加したり、資料にない情報を入れると減点に繋がりますので、資料の内容を正確に読み取り、根拠となるデータを使用するようにしましょう。
また、数値を書くだけでは解答として不十分です。
最後に「なぜ変化したのか」を説明して文章をまとめる必要がありますが、ここでは自分の意見ではなく、問題文に提示されている内容をそのまま書くようにしましょう。
53番は自分の意見を書く必要はないので、個人の主張を書かないように注意してください。
쓰기 54番
出題形式・単語レベル
| 問題文 日本語訳 |
| 人は誰しも青少年を経て大人になる。子供から大人となるこの時期に、多くの青少年たちは混乱と彷徨を経験して成長する。下の内容を中心に「青少年期の重要性」について自分の考えを書きなさい。・青年期が重要な理由は何か?・青少年たちはこの時期に主にどんな特徴が見られるか?・青少年の正しい成長を助けるためにどんな努力が必要か? |

| 模範解答 日本語訳 |
| 青少年期は自分のアイデンティティを探す過渡期という点で、人の生涯の中で重要な時期だ。青少年期に形成されたアイデンティティは進路や人間関係だけでなく、人生の全領域に持続的な影響を与える。また、この時期は青少年が正しい社会の構成員になるため準備をする時期でもある。しかし、青少年はまだ自我が形成されていないため、心理的に不安定になりやすい。特に、価値観の混乱、他人の評価、同年代集団内の圧迫感などは、青少年たちが不安定さを感じるようになる主な要因だ。また、青少年は既存の制度に抵抗したり、自分を抑圧する大人に対して、強い反抗心を見せたりもする。それだけでなく、青少年はまだ正しいことと間違ったことの基準が確立されていないため、周囲環境に影響を受けやすい。このような特性によって、ある青少年は逸脱や突発的な行動をし、極端な場合、自身と社会に害を及ぼす行動をとったりもする。青少年が健康に青少年期を過ごし、未来の人材として成長するよう助けるためには、家庭と社会の多角的な努力が必要だ。家庭では青少年の特性を成長のための一つの過程として理解し、青少年が健康な自分のアイデンティティを形成できるように情緒的に支援する必要がある。社会では青少年心理センターや、彷徨う青少年のための委託施設を運営するなどの制度的な支援を通して青少年の正しい成長を助けることができるだろう。 |
쓰기の最終問題である54番は、与えられたテーマについて600〜700字で論理的な文章を書けるかを評価する問題です。
単に意見を述べるだけではなく、その考えに至った理由や根拠を示しながら文章を展開していく必要があります。

時間配分
54番は、個人差がありますが、最後まで書き切るには30分程度必要です。
最初の5分で、出題テーマに対しての自分の考えと、ある程度の段落構成を組み立てた後で本文を書いていくとスムーズです。
よく出題される内容
쓰기54番 過去問 一覧
| TOPIK作文テーマ | 韓国語 |
|---|---|
| 第96回 職場と個人の自律性 | 직장과 개인의 자율성 |
| 第91回 フェイクニュースの出現が社会に与える影響 | 가짜 뉴스의 등장(출현)이 사회에 미치는 영향 |
| 第83回 創造力の必要性と育てるための努力 | 창의력의 필요성과 이를 기르기 위한 노력 |
| 第64回 青少年期の重要性 | 청소년기의 중요성 |
| 第60回 初期教育の長所と問題点 | 조기 교육의 장점과 문제점 |
過去に出題されたテーマを比較してみると、教育やメディア、青少年といった社会全体に関わる内容が多い傾向にあります。
少子高齢化や出生率低下などの人口問題や環境・衛生に関するテーマもよく登場する分野の一つです。
また近年では、SNSを含むデジタル技術の発展における生活の変化と懸念される問題点といったテーマも非常によく扱われています。
全体を通して、各テーマの「重要性」や「問題点」、それらに対する「努力」や「解決策」が問われますので、事前に各テーマにおける自分の考えをまとめて、書く練習をしておくと効果的です。
よくあるミスと対策など
同じ文法表現や単語を繰り返し使用していると、内容が豊かにならず、低い評価になってしまう場合があります。
高得点を目指すためには、普段から語彙力を伸ばしさまざまな文法を使い分けられるようにしておきましょう。
特に、54番では自分の考えを論理的に組み立てて説明する必要があります。
そのためには、必ず段落ごとに記述し、「導入-要因-理由-まとめ」の構成で文章を書くことが重要です。
段落分けをせずに内容を続けて書いてしまうと、文章が読みにくくなり意見や理由、その要因が混在してしまい論理性に欠けると評価されてしまいます。
以下の写真は、当時筆者がその対策として作ったまとめノートです。

「導入-要因-理由-まとめ」の段落分けの際に使える頻出フレーズです。
これらの表現を活用することで、各段落の役割や伝えたい内容が明確になります。
自分の意見・考えをまとめる構成を意識し、採点者を説得し納得させられるような説得力のある文章作りを心がけましょう。
評価基準
評価されるポイント
- 原稿用紙の使い方が正しい
- 誤字・脱字がなく分かち書きが正しい
- 指定文字数が守られている
- 文章の流れが自然である
- 語彙や文法を多様で豊かに使用している
語彙に関して、特に53番や54番では、中上級レベルの単語と文法を使用して文章を構成することが望ましいです。
同じ内容でも、より高度な単語や表現を使って書くことで高い点数を得ることができます。
減点になりやすいポイント
- 原稿用紙を正しく使用できていない
- 誤字・脱字・分かち書きができていない
- 問題文の形式・格調と一致していない
- 文字数の超過・不足
内容が良くても、原稿用紙の使い方を間違えてしまうと減点対象になります。
また、誤字・脱字や分かち書きのミスも減点に繋がるため注意しましょう。
文字数に関しても、指定された範囲を超過・不足すると評価に影響します。
点数を伸ばすコツ
テンプレートの暗記
点数を伸ばすためにまず率先して取り組みたいのが、高頻度で使用されるテンプレートを暗記することです。
以下の写真は、筆者が実際に作成した対策ノートの一部です。

例えば、53番の導入部分では
「( )から( )を対象に( )について調査をした。」
というテンプレートから文章を書き始めます。
( )に、問題に記載されている調査機関名や調査対象をそのまま入れるだけで、導入文があっという間に完成します。
また、本文では「その結果〜」「〜が( )%で1位を占めた。」「その次に〜」といったフレーズを暗記してしまえば、資料から読み取れる数値や内容を当てはめながら書いていけばいいので構成に悩まずに完成させることができます。
53番は、このようにテンプレートを覚えてしまえば、問題文で提示される数値やデータを当てはめるだけなので、安定して高得点を狙うことができますよ。
語彙力を増やす
次に重要なのが、語彙力を増やすことです。
特に53番と54番を解く際には、日常会話で使う表現よりも漢字語などの書き言葉を使用する方が、より客観的で論理的な文章を書くことができます。
また、文章全体がフォーマルな印象になり、より説得力のある内容になります。
語彙力を増やすために、以下のように会話表現の語彙と漢字語を中心とする書き言葉を区別して、一緒に覚えていきましょう。
| 日本語 | 口語体(固有語) | 日本語 | 文語体(漢字語) |
|---|---|---|---|
| 増える | 늘다 | 増加する | 증가하다 |
| 減る | 줄다 | 減少する | 감소하다 |
| 上がる | 오르다 | 上昇する | 상승하다 |
| 下がる | 떨어지다 | 下落する | 하락하다 |
| 生じる | 생기다 | 発生する | 발생하다 |
| 変わる | 바뀌다 | 変化する | 변화하다 |
添削を行う
最後に、最も重要なのが作文を書き終わったあとに添削を行うことです。
何度作文練習をしても、添削をせずそのまま放置していては、誤字や分かち書きなどのミスに気づけずなかなか点数は伸びません。
添削をすることで、自分では気づけなかった間違いを確認することができます。
独学で添削を行う方法は、主に3つです。
添削サービスを利用する韓国人の友人や知り合いに依頼する言語交換アプリやオープンチャットを利用する
添削サービスを利用したり、周りに韓国人の友人や知り合いがいる方は直接添削を依頼してみましょう。
周りに頼める人がいないという方は、HelloTalkなどの言語交換アプリや、カカオトークのオープンチャットを通して依頼する方法もありますよ。
自分のミスを知り改善していくことが、得点アップの近道ですので積極的に取り組んでいきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
本記事では、過去問を用いて쓰기全体の出題形式や対策についてご紹介しました。
쓰기はTOPIKの中でも上達が難しい分野ですが、ポイントを押さえて練習を続けていけば確実に得点は上がります!
ぜひ本記事を参考にして、試験対策に役立ててくださいね。





