韓国語能力試験 TOPIK は、さまざまな出版社から教材が出版されているため、「どれを選べばいいかわからない」と悩む人も多いかと思います。
本記事では、TOPIK6級に合格した筆者が、実際の学習経験をもとに、TOPIK対策におすすめの教材をレベル別に紹介しています。
ぜひ最後まで読んでいただき、自分のレベルに合った教材選びの参考にしてください!
TOPIK教材を選ぶ前に知っておきたいこと
TOPIK ⅠとTOPIK Ⅱの違いとは?
TOPIKは、正式名称を「한국어능력시험(韓国語能力試験)」といい、その試験内容や難易度によってTOPIK ⅠとTOPIK Ⅱの二つの試験に分かれています。
| TOPIK I | TOPIK Ⅱ | |
|---|---|---|
| 対象レベル | 1〜2級 | 3〜6級 |
| 試験科目 | 읽기(読解) 듣기(聞き取り) | 읽기(読解) 듣기(聞き取り) 쓰기(作文) |
| こんな人向け | 初級者 | 中級者〜上級者 |
初級者向けのTOPIK Ⅰでは、読解と聞き取りの全2科目で、韓国語を学び始めた学習者を対象としています。
一方で、TOPIK Ⅱは、読解、聞き取りに加えて、最も難しいとされる筆記式の作文問題が出題されますので、中級〜上級レベルの学習者向けの試験となります。
TOPIK教材を選ぶ前に、まず自分の韓国語レベルを確認し、TOPIK IとTOPIK IIのどちらを受験するか検討してみましょう!
まずは自分の韓国語レベルを把握しよう
韓国語レベルを確認する方法
一番、確実な方法は「TOPIKの過去問を一度解いてみる」ことです!
こちらから実際のTOPIK Ⅰ・TOPIK Ⅱの過去問を解くことができます。
現在は2025年度までの過去問が公開されており、サイト上で解答を選択するだけで、解き終わった後に自動で採点と得点が表示されます。
過去問を解いたら結果を確認して、現在自分の韓国語レベルがTOPIK何級レベルなのかを確認して、教材選びの参考にすると良いでしょう。
手軽に実力を確認できるので、ぜひ一度レベル確認テストとして挑戦してみてください!
TOPIK教材を選ぶ際のポイント
TOPIK Ⅰ (1〜2級)教材を選ぶ際のポイント
1〜2級を目標とする方は、初級文法や基礎単語を体系的に学べる教材がおすすめです。
また、TOPIK Ⅰを初めて受験するという方は、問題と解説だけが掲載されている教材よりも、TOPIKの試験概要や、出題形式、試験の流れなどを詳しく説明している教材を選ぶと、試験の全体が把握しやすくなります。
また、リスニング音声が付属している教材を選ぶと、聞き取り対策も効率よく進められます。
TOPIK II(3〜4級)教材を選ぶ際のポイント
3〜4級を目指す方は、TOPIK II の全体像をまず把握するために、実際の出題形式や問題パターンなどを十分に学べる教材を選ぶのがおすすめです。
特に、TOPIK Ⅰ からTOPIK II へ初めてステップアップする方は、どのような問題が出題されるのか、試験の流れをしっかり把握することが大切です。
また、より複雑な文法や中級レベルの語彙を体系的に身につけることも重要です。
さらに、TOPIK II からは長文を読み取る問題も多くなるため、読解力向上のための教材を選ぶこともおすすめです。
TOPIK II(5〜6級)教材を選ぶ際のポイント
5〜6級は、初中級レベルの基礎文法や表現に加えて、口語体・文語体の使い分け、慣用句やことわざなど、より難易度の高い語彙・表現を身につける必要があります。
また、쓰기(作文)の対策までしっかりカバーされている教材を選ぶか、쓰기に特化した教材を別途用意するのも良いでしょう。
さらに、限られた試験時間内に解き切るための時間配分の感覚を掴むためには、模試を利用した実践練習も欠かせません。
そのため、教材を選ぶ際は模擬試験付きのものを選ぶと良いでしょう。
TOPIKおすすめ教材のレベル別比較一覧

筆者がおすすめするTOPIK教材を、レベル別に比較してみました。
以下からは、教材の特徴やおすすめポイントを一つ一つ紹介していきます。
TOPIK Ⅰ(1〜2級)対策におすすめの教材2選
①はじめてのTOPIK Ⅰ公式ガイドブック
はじめてのTOPIK I 公式ガイドブック
はじめてTOPIK Iを受験する人におすすめの公式ガイド
TOPIK Iを初めて受験する人に向けて、試験対策を基礎から解説した公式ガイドブックです。実際に出題された過去問をもとに問題パターンを学べるほか、申込方法や勉強法まで丁寧に解説。過去問1回分と重要単語2000語以上も収録されており、試験対策を一冊で進めたい人に向いています。
こちらの書籍は、TOPIK Ⅰ を初めて受験するという方でも、「TOPIKとはどのような試験なのか」「どのような流れで行われるのか」「どのような問題が出題されるのか」といった試験の全体を体系的に学ぶことができます。
TOPIKを運営する韓国教育財団が、初めて公式ガイドブックとして出版した一冊です。
そのため、単なる対策書ではなく、試験の申し込み方法や具体的な勉強方法まで丁寧な解説が掲載されているのが特徴です。
TOPIK Ⅰ 完全初心者の方でも、試験の仕組みを理解しながら安心して学習に取り組める一冊となっています。
②新・合格できる韓国語能力試験 TOPIK Ⅰ
[音声DL版] 新・合格できる韓国語能力試験 TOPIKⅠ
TOPIK1・2級の問題演習をしっかりこなしたい人におすすめ
TOPIKⅠの1・2級に対応した実戦的な試験対策問題集です。重要文型を確認したうえで、出題形式別の問題演習から本試験と同形式の実戦練習まで取り組めます。すべての問題に解答・解説が付いているため、初めて受験する人はもちろん、苦手分野を重点的に対策したい人にも向いています。
こちらは、韓国語学習者の間で高い人気を誇る「できる韓国語」シリーズから出版されているTOPIK Ⅰ 対策用の教材です。
本のタイトル通り、「合格」のためのノウハウやコツ、問題の攻略法が分かりやすく詳細に掲載されているのが特徴です。
「出題パターン」と「問題の内容」に加え、それぞれの「出題数」まで分かりやすく整理されているので、全般的な試験対策はもちろん、苦手分野のみを選んで戦略的に学習することも可能です。
TOPIK Ⅱ(3〜4級)対策におすすめの教材2選
①最短で合格する 韓国語能力試験 TOPIK II
最短で合格する 韓国語能力試験 TOPIK Ⅱ
TOPIK3〜6級を効率よく対策したい人におすすめ
TOPIKⅡの出題傾向を分析し、問題パターン別の攻略法と実戦演習をまとめた対策本です。問題形式ごとの解き方を学んだあと、本試験を想定した2回分の「そっくり模試」で実力を確認できます。日本語訳や重要表現、正解を導くポイントまで詳しく解説されているため、独学でTOPIKⅡ合格を目指す人にも使いやすい一冊です。
TOPIK Ⅱ の対策を始めるなら、こちらの一冊がおすすめです。
TOPIK Ⅱ を徹底的に分析して作られた「パターン別完全攻略」では問題パターンごとに、攻略ポイントの解説と頻出語彙がまとめられているので、必要な情報を一目で確認できます。
また、3・4級合格のために必要な実践力が身につけられるように、韓国人ネイティブ講師が作問した完全オリジナルの模擬試験が2回分収録されています。
実際の試験を想定した演習問題も取り組むことができるので、知識のインプットから本番へ向けた実践練習まで対策できますよ。
②韓国語能力試験 合格対策講座2 TOPIK II
NEW TOPIKII 3級~6級 読解編
TOPIK3〜6級の読解問題を集中的に対策したい人におすすめ
TOPIKⅡの3〜6級を対象に、読解問題を重点的に対策できる問題集です。既出問題を分析し、問題形式ごとの傾向やレベルを体系的に学べる構成になっています。頻出語句・選択肢・文法事項なども整理されており、豊富な実戦問題を解きながら読解力と得点力を伸ばしたい人に向いています。
3〜4級を目標とする方におすすめしたいもう一冊はこちら。
このシリーズの教材では「読解編」と「聞き取り・作文編」の2冊で構成されています。
「読解編」では、読解問題や、文法に焦点を当てて取り組むことができるので、中級文法から徹底的に学習したい方におすすめです。
また、3〜4級相当の中級レベル問題と、5〜6級相当の上級レベル問題に分けて収録されているので、自分の目標級に合わせて学習も可能です。
また、TOPIK II は試験範囲が広い分、教材一冊だけではなかなかカバーするのは難しいことがありますが、こちらは科目ごとに集中して対策したい方にもピッタリ。
同シリーズの「聞き取り・作文編」も合わせて活用すると、各分野をより充実して対策ができます。
TOPIK Ⅱ(5〜6級)対策におすすめの教材2選
①TOPIK Ⅱ 合格レシピ
韓国語能力試験TOPIK II 合格レシピ
TOPIK3〜6級を自分の目標級に合わせて対策したい人におすすめ
TOPIKⅡの問題を難易度別・出題類型別に整理し、高得点を取るための攻略法を学べる総合対策本です。3〜6級のレベルごとに章が分かれているため、自分の目標級に必要な問題を重点的に学習できます。各章の最後には該当級に合わせた模擬試験も収録されており、攻略法の理解から実戦演習まで一冊で進められます。
TOPIK Ⅱ 対策の定番書である「合格レシピ」は、筆者も受験当時に実際に使用して、結果、6級に合格することができた教材です。
合格レシピの最大の特徴は、3〜6級までの各級ごとに章が分けられており、問題パターンが細かく丁寧に解説されている点です。
また、別冊として付属されている語彙・表現集は、TOPIK II で頻出する表現が整理されているので、
もともと韓国で出版された教材のため、全て韓国語で構成された内容でしたが、2025年には、待望の日本語版が出版されました。
韓国語のみの教材に抵抗がある方でも、内容をより理解しながら、効率的に学習が可能になった点も魅力です。
②TOPIK Ⅱ 合格レシピ 実践模擬試験
韓国能力試験TOPIK2 合格レシピ 問題集 3級-6級まで段階別にピッタリ!
TOPIK3〜6級の実戦問題をレベル別に解きたい人におすすめ
TOPIKⅡの出題傾向や問題類型を分析し、3〜6級のレベル別に実戦演習ができる韓国語版の問題集です。前半は目標級ごとの模擬試験、後半は実際のTOPIKⅡと同じ形式の模擬試験で構成。聞き取り・読解の出題パターンを確認しながら、本番を想定した問題演習を重ねたい人に向いています。
TOPIK5〜6級を目指すなら、ぜひ力を入れたいのが実践練習です。
TOPIK Ⅱ は、実は時間勝負と言っても過言ではないほどに、問題数が多い一方で、試験時間に余裕があるわけではなく、時間配分が肝心となります。
こちらの教材は、先ほど紹介した「合格レシピ」シリーズの模試問題集で、3〜6級の級別で模試に取り組むことができるのが特徴です。
試験本番のように時間を測りながら模試を解くことで、実際の試験形式に慣れるとともに、限られた時間内で問題を解き進めるための時間配分も身につけることができます。
③TOPIKⅡ 作文完全対策
韓国語能力試験TOPIK II 作文完全対策
TOPIKⅡの作文を基礎から徹底的に対策したい人におすすめ
TOPIKⅡの作文問題に特化し、文章の組み立て方から実戦的な作文テクニックまで学べる対策本です。まず日本語で論理的に意見を構成する方法を身につけ、そこから自然な韓国語の文章へ仕上げる方法を段階的に学習。書き言葉やハンダ体、原稿用紙の使い方、作文で役立つ表現なども詳しく解説されています。
5〜6級合格のために、避けては通れない 쓰기(作文)は、教材を別途準備し、対策をしておくと安心です。
筆者も実際に使用したこちらの教材は、「日本語で書く練習」から始められるので、作文自体に苦手意識を持っている方でも取り組みやすい一冊です。
また、原稿用紙の使い方や、作文でよく使用される한다体(ハンダ体)の使い方などの基礎的な内容から、文章を論理的に組み立てる方法といった具体的なテクニックも掲載されています。
쓰기の対策をしたいけれど、何から始めればいいか分からないという方はもちろん、6級合格を目標に高得点を狙いたい方にもおすすめの一冊です。
迷ったらこの一冊がおすすめ!
TOPIK Ⅰ ならこの教材がおすすめ
TOPIK Ⅰなら「はじめてのTOPIKⅠ 公式ガイドブック」がおすすめです!
TOPIKで初めて出版された対策本なので、TOPIKをはじめて受験するという方でも、実際の出題パターンや類型問題を通して、実際の試験の流れを掴みながら学習できます。
初心者の方でも、本番に向けた実践力を身につけながら学習できるのでおすすめですよ。
TOPIK Ⅱ ならこの教材がおすすめ
TOPIK Ⅱ の試験準備をする方は、「合格レシピ」がおすすめです!
実際に筆者も、TOPIK Ⅱ の試験対策で愛用していた一冊で、この教材で6級に合格したと言っても過言ではないほど、充実したボリュームのある内容になっています。
等級別に問題パターンが構成されているので、3・4級を目指す中級者から、5・6級を目指す上級者まで幅広いレベルに対応できる教材なので、ぜひおすすめしたい一冊です。
まとめ
筆者は、完全初心者からスタートし、6級合格までたくさんの教材に触れ、実際に試しながら、試行錯誤を重ねて独学をしてきました。
6級に合格した今では、自分のレベルや目標の等級に合った教材を選ぶことが、効率よく学習を進めるうえで重要だと感じています。
本記事を参考に、ご自身のレベルや目標をもう一度確認し、皆さんが自分に合った教材に出会えることを願っています!


