ハングルを覚えたいけれど、母音、子音、パッチム、発音変化まで一度に見ると、どこから始めればいいか迷いますよね。まず母音と子音の形・音を確かめ、文字の組み立て方を見てから、パッチムと発音変化へ進みましょう。
このページでは、ハングルを読むための順番と、各段階で実際にやる練習をまとめます。細かい発音ルールは必要なときに関連記事で確認する形にして、まずは一文字を自分で読んでみましょう!
※ハングル入門アプリはKOREACTの自社アプリです。
ハングル文字は最初に挫折しやすい
母音と子音の形を覚えても、短い単語をすぐ読めるとは限りません。似た文字の見分け方、パッチム、書かれた文字と聞こえる音が変わる場面で手が止まることがあります。最初から全部の規則を覚えようとすると、練習する前に疲れてしまうかもしれません。
筆者の場合:連音化で文字と音が結びつかなかった
筆者は最初の本でパッチムに入ったとき、一度挫折しました。特に分からなかったのが連音化です。後ろに母音が続くと、パッチムの音が次の字につながって聞こえます。日本語で文字を読むときの感覚ではその音を捉えられず、見た文字と耳に入った音を結びつけられませんでした。
それから筆者は、このカナダラソングのようなハングルの歌を毎日聞き、声に出して練習しました。自分の名前をハングルで書けるようになり、簡単な単語なら何と書いてあるか読めるようになりました。
ただ、その頃は文法がダメダメで、文章はまだ読めませんでした。文字を読めるようになることと、韓国語の文章を理解することは、筆者にとって別の段階でした。
連音化は、歌を聞いてすぐに分かるようになったわけではありません。その後、初級の単語帳で発音を聞きながら覚え、単語の勉強がある程度進んだ1か月ほど後から、少しずつ定着していきました。
ハングルはこの順番で読めるようにする
「文字を覚える」と「音を聞く」は別々に終わらせず、一緒に進めます。読む順番は次の5段階です。
- 基本母音を見る
Lesson 1で形を比べ、音声と一緒に読みます。 - 二重母音・子音を読む
Lesson 2〜4で似た形と音を聞き比べます。 - 一文字の組み立て方を知る
Lesson 5で子音と母音が一つの字になる形を見ます。 - パッチムを覚える
Lesson 6〜7で下に子音が入る字を読んでみます。 - 発音変化を音で確かめる
Lesson 8〜12で文字と聞こえた音を比べます。
どこかで止まっても、最初から全部やり直す必要はありません。読めた字と読めなかった字を分け、足りないところへ戻りましょう。
Lesson 1〜12|ハングルを順番に学ぶ
公開中のハングル入門シリーズを、Lesson 1から12まで番号順に並べました。気になるところだけ読んでもいいですが、初めてなら母音から始め、パッチムと発音変化へ進むと迷いにくくなります。
Lesson 1〜5|母音・子音・文字の仕組み
Lesson 1:基本母音 10個の基本母音を見て、形と音の違いを確認する。

Lesson 2:二重母音 基本母音の次に、似た形の二重母音を比べる。

Lesson 3:基本子音 子音を母音と組み合わせて、一文字ずつ読む。

Lesson 4:激音・濃音 平音との違いを音声で聞き比べる。

Lesson 5:文字の作り方 子音・母音・パッチムが一つの字になる形を確認する。

Lesson 6〜7|パッチム
Lesson 6:パッチム 字の下に入る子音と、基本の読み方を確認する。

Lesson 7:ダブル母音・ダブルパッチム 複合した形と、読み方が変わる場面を見る。

Lesson 8〜12|発音変化
Lesson 8:有声音化 単語の中で音が変わる場面を例と音声で確認する。

Lesson 9:連音化 パッチムと後ろの母音がつながる音を、文字と聞き比べる。

Lesson 10:激音化 ㅎの影響で変わる音を、例の中で確かめる。

Lesson 11:濃音化 続く子音が強く聞こえる場面を例で確認する。

Lesson 12:鼻音化 鼻音の影響を受けて変わる音を、単語の中で聞き比べる。

まずは一文字の組み立て方を見る
ハングルは子音と母音を組み合わせて、一つの四角い字を作ります。たとえば「가」は「ㄱ」と「ㅏ」の組み合わせ。「각」では同じ組み合わせの下に、もう一つ「ㄱ」が入っています。この下の子音がパッチムです。
ここでは音を暗記する前に、字のどこが子音でどこが母音か、指で追ってみましょう。組み立て方を図で見たい人は、Lesson 5の文字の作り方で確認できます。
基本母音と子音で短い字を読む
次は基本母音と基本子音です。最初から二重母音や激音・濃音まで一度に覚えるより、よく見る基本の形で「文字を見て読む→音を聞く→もう一度読む」を繰り返します。
母音を見て音を聞く
母音は形が似たものを並べて比べると、違いを見つけやすくなります。まず基本母音を見て、音声がある場合はカタカナの読みだけで決めずに実際の音も聞きましょう。
子音を母音と組み合わせる
子音を一つずつ覚えたら、母音と組み合わせた字で読みを確かめます。似た形の子音や激音・濃音の違いは、基本の字が少し読めるようになってから戻ってもかまいません。
基本母音で迷わなくなってきたら、二重母音の読み方も見てみましょう。

激音・濃音の違いは、子音の発音を比べる記事で確認できます。
パッチムは短い単語の中で覚える
字の下に子音があると、そこで読む手が止まりやすくなります。まずは「下にも子音が入る」という形を見分け、短い単語を一文字ずつ読んでみます。音が分からないところは、文字だけで推測し続けず、音声と照らし合わせましょう。
パッチムの字を見てすぐに発音できなくても、単語を読む練習へ進んで大丈夫です。何度も間違える字だけを残して、後で発音ルールの記事へ戻りましょう。
発音変化は音声と文字を比べる
韓国語には、字を一文字ずつ見たときと、単語として聞いたときで音のつながり方が変わる場面があります。最初からすべての規則を暗記せず、読めなかった単語で出会った変化から確認しましょう。
前の字のパッチムと次の字の母音がつながる連音化、鼻音の影響を受ける鼻音化は、パッチムを見た後に戻りやすいルールです。書かれた文字と聞こえた音を比べながら、例を一つずつ見ます。
文字を見る・音を聞く・もう一度読む
練習するときは、短い単語を一つ選び、次の順で試します。長い一覧を眺めるだけで終わらせず、目と耳の両方で同じ言葉を確認する形です。
- 文字を見て、読める部分を一文字ずつ声に出す
- 音声を聞き、自分が読めなかった部分を探す
- もう一度文字を見て読み、迷った字だけ前の節へ戻る
紙で進めたい人は、母音と子音を一覧で見られるハングルの一覧表も使えます。ただし、日本語の「あいうえお」に置き換えるだけで発音を決めず、音声と一緒に見ましょう。

ハングルを読めたら先へ進もう
すべての発音変化を覚えてから、単語や短いフレーズへ進む必要はありません。読める文字で簡単な単語を読み、分からないパッチムや発音へ戻る形で学習を広げます。
次に単語や初級文法をどう進めるか迷ったら、韓国語学習のロードマップで今の段階から先を見てみましょう!






