韓国語学習者たちがよく直面する壁の一つが「韓国語が聞き取れない!」という悩みではないでしょうか?
筆者も、韓国語の学習を始めた当初から、リスニングが最も苦手な分野でした。
しかし、リスニング学習を続ける中で、TOPIKの過去問を活用した勉強を繰り返し行い、TOPIKリスニング科目で94点を取れるまでになりました。

本記事では、筆者がこれまでに実践してきた、過去問を使ったリスニングの勉強法や効果的な解き方・復習方法について紹介します。
リスニングが苦手な方はもちろん、これからTOPIKの勉強を始める初心者の方にもおすすめしたい過去問活用法ですので、ぜひ最後までご覧ください。
TOPIKリスニング対策で過去問を使うメリット
本番の問題パターンや難易度を把握できる
TOPIKは、年に3回実施されている試験ですが、出題される問題の形式や傾向にはある程度のパターンがあります。
過去問を実際に解くことで、どのような問題が出題されるのか、問題の難易度はどのくらいなのかを把握できます。
試験本番で問題形式に戸惑わないためにも、過去問を活用して問題パターンに慣れておきましょう。
リスニング速度を把握できる
過去問を実際に解くことで、TOPIKリスニングの音声がどのくらいの速度で流れるのかを把握できます。
まずは実際の試験と同じスピードの音声に慣れ、音声についていきながら内容を理解する力を身につけることが大切です。
過去問を繰り返し解くことで、スピード感にも少しずつ慣れていき、本番でも落ち着いて問題を解きやすくなります。
実際の試験で使われる音声で練習できる
過去問でリスニング学習をすれば、実際の試験で使用されている音声で練習できるのもメリットの1つです。
試験本番でも「聞いたことのある音声」で、試験に臨むことができ、少しでも慣れた雰囲気で取り組めます。
TOPIKリスニングの過去問はどこから入手できる?
TOPIKリスニングの過去問は、TOPIK公式サイトから取り組むことができます。
リスニングだけではなく、TOPIK I•TOPIK Ⅱの全科目の過去問が掲載されているため、実際の試験のように解くことができます。
また、採点機能が用意されており、すべての問題を解いたあとは、自動で間違えた問題や合計点数を確認することができるので、自分の実力や苦手な範囲を把握するのに役立ちます。
TOPIKリスニングの過去問を使った効果的な勉強法

TOPIKリスニングの試験対策で欠かせないのが、過去問を使った学習です!
この過去問、ただ解いて点数を確認するだけではなく
- 過去問を解く
- 間違えた原因を分析する
- 原因に合わせた対策法で勉強
という流れで学習を進めることで、自分の苦手な部分を効率よく克服し、リスニング力を伸ばしていくことができます。
ここからは、筆者が実際にTOPIKリスニングの学習で意識したこの3つのポイントや、効果的だと感じた勉強法について解説します。
まずは本番と同じように過去問を解く
過去問で学習する場合、まずは本番と同じように過去問を解いてみましょう。
特に、過去問での学習が初めての方は、途中で音声を止めたり、問題の途中で解くのをやめたりせずに、最後の問題まで解き切ることをおすすめします。
本番と同じように解くことで、自分の今のリスニング力を点数として視覚的に確認できるだけでなく、どのような問題で間違えたのかも把握できるようになります。
また、次に紹介する「間違えた問題の原因を分析する」ことにも繋げられます。
間違えた原因を分析する
過去問を解いて、間違えた問題は「なぜ間違えたのか」を分析してみましょう。
リスニングで問題を間違えてしまう原因は、単純に「韓国語が聞き取れなかった」だけとは限りません。
例えば、以下のような原因が考えられます。
| 知らない単語が出てきた知っている単語なのに聞き取れなかった問題文や選択肢を読むのに時間がかかり、音声を聞く準備ができなかった |
これは筆者自身も、TOPIKリスニングの勉強をする中で実際に経験した原因でもあります。
間違えた原因を分析する理由は、その原因によって必要な対策法も変わるためです。
原因① 知らない単語が出てきた場合の対策
単語学習を積極的に!語彙力を伸ばす
知らない単語が出てきたことが原因で問題を間違えた場合は、語彙力・単語力が不足している可能性があります。
その場合は、単語帳などを活用して、知っている単語を少しずつ増やしていき、語彙力を伸ばすことが必要です。
単語学習は、単語帳はもちろん、YouTubeやNetflixなど、自分が楽しめるコンテンツも活用しながら、できるだけ日常に韓国語を取り入れていくことが大切です。
また、単語は一度インプットするだけでは、なかなか記憶に定着しにくいかと思います。
新しい単語を覚えたら、次の日に復習し、その次は3日後、さらにその次は1週間後に再度確認するなど、徐々に間隔を空けながら繰り返しの復習が重要です。
さらに記憶に定着させるために、実際に声に出して発音したり、例文を作ってみるなどのアウトプット練習を取り入れることもおすすめですよ。
原因② 知っている単語が聞き取れなかった場合の対策
正しい発音を確認して、ノートにまとめる
また、知っている単語なのに聞き取れなかった場合は、正しい発音や連音化などの音の変化に耳が慣れていない可能性があります。
この場合は、まず教科書や単語帳、もしくはChatGPTなどのAIを利用して、正しい発音を確認しましょう。
また、筆者は、知っている単語であっても聞き取れなかった場合は、「発音注意の単語」と題して、それらの単語をノートに書きまとめていました。
あとで、そのノートを見返すたびに、聞き取りが苦手な発音や、聞き取れなかった単語をまとめて確認でき、復習しやすくなるのでおすすめです。
原因③ 音声を聞く準備ができなかった場合の対策
速く読む練習をして、問題文や選択肢を素早く理解する読解力をつける
問題文や選択肢を読むのに時間がかかり、音声を聞く準備ができず、内容を聞き逃してしまったことはありませんか?
TOPIKリスニングは、後半問題に進むにつれて聞き取らなければならない情報量が増えていくため、筆者もこのような失敗を何度もしたことがあります。
このようなミスが多い場合は、音声が流れる前に、できる限り事前に問題文と選択肢を確認しておくのが大切です。
そのために、リスニング学習をする際には、普段から問題文や選択肢を速く読むことを意識して練習をしておきましょう。
また、後半の問題では、問題文が2回再生されますが、1回目の音声で内容を聞き取り、答えられるように練習しておくと、試験本番でつまずくことが少なくなります。
TOPIKリスニングの復習方法
スクリプトを見ずに音声を聞く
リスニング学習で重要なのは、「音だけで韓国語を聞き取れるか」を確認することです。
そのため、過去問を復習するときは、すぐにスクリプトを見るのではなく、まずは音声だけを聞いて解いてみましょう。
一度解いた問題でも、音声だけで内容を理解できるか、聞き取れなかった部分はないか再度確認することで、自分のリスニング力がどの程度上がったのかをチェックできます。
書き取り練習「받아쓰기(パダスギ)」
過去問で復習する際に、おすすめな勉強法の一つが「書き取り練習(받아쓰기/パダスギ)」です。
書き取り練習とは、韓国語で「받아쓰기(パダスギ)」といい、スクリプトを見ずに音声を聞き、聞こえた韓国語を実際に書き出す練習で、韓国では、小学生が学校で取り組む学習方法としても知られています。
音声を書き取ってからスクリプトと照らし合わせ、聞き取れなかった部分や間違えた部分を確認しましょう。
この書き取り練習を繰り返すことで、音だけで韓国語を理解する力を伸ばすことができます。
過去問で勉強する時の注意点
過去問を解くだけで終わらせない
過去問は、過去の出題傾向や自分の現在のレベル、点数を確認するだけで終わらせてしまうと、
本記事で紹介したように、過去問を解き終えたら、なぜ間違えたのかを分析し、その原因をもとに、自分の苦手なポイントを重点的に学習していくことが重要です。
聞き取れなかった単語は必ず復習する
過去問を含め、リスニング学習をする上で避けたいのが、聞き取れなかった単語をそのまま聞き流してしまったり、放置してしまうことです。
韓国語は、特にパッチムがあるため、実際の発音と文字からイメージする音が異なる場合が多いです。
聞き取れない単語をそのままにすると、いつまでも聞き取れない状態が続く可能性があるため、聞き取れなかった単語は必ず正しい発音を確認して復習するようにしましょう。
まとめ
本記事では、筆者がTOPIK6級合格のために実践した、過去問の効果的な活用法や復習方法について紹介しました。
リスニングはすぐに成績が上がりにくい科目ではありますが、聞き取れなかった単語をひとつひとつ復習し、聞き取れるように克服していくことで、少しずつ成果が出るようになります。
焦らずに、コツコツと学習を続けてみましょう!







