韓国語学習の中でも、リスニングは難しく感じやすい分野の一つですが、皆さんはどのように勉強していますか?
TOPIKのリスニング試験では、単語や文法の知識だけではなく、日本語にはない韓国語特有の発音をしっかり聞き取る能力が必要なため、過去問での学習や繰り返し復習することが重要です。
本記事では、筆者がTOPIK6級に合格するまで実践したリスニングの勉強法をはじめ、実際に使用した教材、学習に活用できるおすすめのサイトを詳しく紹介します。
どれも筆者が試験対策で役に立った勉強法ですので、「リスニングに自信がない」「効果的な勉強が知りたい!」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
TOPIKリスニングの勉強は何から始める?
TOPIKリスニングの勉強は何から始めればいいでしょうか?
初めてのリスニングの勉強で悩んでいる方は、まずは「過去問」から実践することをおすすめします。
ここでは、TOPIKリスニングの対策の第一歩として過去問を使った勉強法を紹介します。
まずは過去問で実力を確認する
リスニングの勉強を始める際は、まず過去問を解いて現在の実力を確認しましょう。
過去問は、こちらのTOPIK公式サイトで取り組むことができます。
自分がどのくらい聞き取れるのか、また、どの問題で間違えやすいのかを把握することで、自分に必要な勉強法も見つけやすくなります。
現在の実力を正確に確認するために、過去問を解く上で、以下の2点に気をつけましょう。
音声を途中で止めないスクリプト(答え)を見ない
音声を聞いている間は、聞き取れない単語や表現が出てきても、音声を止めたり、答えを見ずに試験本番のように取り組むことが大切です。
また、「何点取れたか」だけに着目するのではなく、どの問題を間違えたのか、どの部分が聞き取れなかったのかも確認するようにしましょう。
TOPIKリスニングの効果的な勉強法

ここからは、筆者が実際に行ったTOPIKリスニングの勉強法の中でも、特に効果的だと感じた3つを紹介します。
①聞き取れない単語を確認する
リスニング学習で重要なことは「音で韓国語を聞き取れるか」を実践し、聞き取れない単語は確認することです。
そのため、まずはスクリプトや字幕を見ずに韓国語の音声を聞き、どの程度聞き取れるかを確認してみましょう。
聞き取れない単語や表現があれば、後からスクリプトで答えを確認し、単語の意味だけではなく、正しい発音方法までしっかり確認することが大切です。
聞き取れない部分をそのまま放置してしまうと、同じ単語が出てきたときに、いつまでも聞き取れない可能性があるので、必ず確認するようにして、一つずつ聞き取れる単語を増やしていきましょう。
②ネイティブの発音をよく聞く
「知っている単語なのに聞き取れなかった」という場合は、ネイティブの発音を繰り返しよく聞くことが重要です。
筆者自身も、単語を文字で見れば意味を理解できるのに、音だけで聞くと何の単語か分からない、といったことが何度もありました。
韓国語には、日本語にはない微妙な発音の違いや、パッチム・連音化による不規則な音の変化があるため、正しく聞き取るためには、ネイティブの発音を音で覚える練習が必要です。
聞き取れなかった単語は、繰り返し音声を聞き、文字と音を結びつけることが大切です。
③書き取り練習「받아쓰기(パダスギ)」をする
筆者がリスニング力を伸ばす上で、特に効果的だと感じた勉強法が「書き取り練習」です。
音声を聞いて、聞こえた韓国語を実際に書き出すことで、自分が聞き取れていない音や発音の変化に気づくことができます。
この「書き取り練習」は、韓国語で「받아쓰기(パダスギ)」といい、韓国でも、6歳から9歳ごろの子どもたちが、小学校の授業などで取り組む身近な学習方法です。
ネイティブの韓国人にとっても、聞いた音を正確に理解し、文字として書き取ることは大切な練習で、繰り返し行うことで、「知っている単語なのに聞き取れない」という状態を少しずつ減らすことができます。
TOPIKリスニングにおすすめの教材
TOPIK試験対策で、リスニングを重点的に勉強したい場合は、リスニングに特化した学習書を活用するのがおすすめです。
以下からは、TOPIKリスニング対策におすすめ教材を紹介します。
①韓国語能力試験 TOPIK 1・2級初級聞取り対策
韓国語能力試験 TOPIK 1・2級初級聞取り対策
こちらは実際に筆者も使用した、TOPIKのリスニング対策教材です。
リスニング問題に特化しており、問題パターンごとに構成されているため、出題傾向を理解しながら学習できる一冊です。
また、収録されている問題数がなんと実際の試験の10倍以上と充実しているため、さまざまな問題に実践しながら、リスニング力をしっかりと鍛えられます。
リスニングの音声は、問題ページに掲載されているQRコードを読み取るだけで再生可能なので、スマートフォンなどを使って手軽に聞くことができるのも嬉しいポイントです。
韓国語能力試験TOPIK3・4級 中級聞取り対策
TOPIK中級の聞き取り対策に
そして、TOPIK3・4級レベル向けの、「中級聞き取り対策」も出版されています。
初級・中級のレベル別に教材が分かれているため、掲載問題数が多く、自分の現在のレベルに合わせて選べるのでおすすめです。
③韓国語能力試験TOPIK II 聞き取り対策
韓国語能力試験TOPIK I 聞き取り対策
発音を基礎からていねいに
こちらは、TOPIK Ⅰ(1級〜2級)のリスニング分野を発音の基礎から学べる対策書です。
単なる試験対策書ではなく、韓国語の発音の仕組みや、「実際にどのように聞こえるのか」という部分から学べるのが特徴です。
シャドーイングや音読を取り入れた実践的なトレーニングから、K-POPや韓国ドラマでよく耳にするフレーズを題材にした練習問題も収録されているので、楽しみながらリスニング力を身につけられます。
模擬試験1回分と丁寧な解説付きで、学習した内容を実際の試験形式で確認できるのもおすすめポイントです。
韓国語能力試験TOPIK II 聞き取り対策
TOPIKⅡの聞き取り対策に
TOPIK Ⅱ(3級〜6級)を受験する方には、こちらがおすすめです。
TOPIK Ⅰ(1級〜2級)、TOPIK II(3級〜6級)の2冊に分かれていますので、自分のレベルや受験予定に合わせて選ぶことができます。
TOPIKリスニングにおすすめのサイト
リスニング力を伸ばすためには、やはりネイティブの自然な韓国語を聞くに越したことはありません!
以下では、実際に筆者が今も、リスニング勉強に利用しているおすすめのサイトと、YouTubeチャンネルを紹介します。
①NAVERニュース

韓国最大の情報サイトNAVER内のコンテンツの一つ、「NAVERニュース」では、韓国の政治や社会・文化など、現在韓国で起きているさまざまなニュースを動画で視聴できます。
ニュースアナウンサーが話す正確な発音を繰り返して聞いて、聞き取り練習をしたり、聞こえた音を書き取る「パダスギ」に取り組むこともおすすめです。
ニュースで使われる語彙や表現は、日常会話であまり出てこないものも多いため、リスニング力だけでなく単語力を伸ばすのにもピッタリな勉強法です。
②YouTube
リスニング学習でぜひ活用したいのが、YouTubeです。
YouTubeには韓国語学習者向けの動画だけではなく、韓国人ユーチューバーによるVlogやポッドキャストなど、さまざまなジャンルのコンテンツが投稿されています。
自分の興味があるテーマから選んで、好きな動画を楽しみながらリスニング練習ができるので、無理なく続けられることもメリットの一つですよね。
以下に、筆者が現在もリスニング学習に活用しているYouTubeチャンネルを2つ選んでみました。
リスニング学習におすすめのYouTubeチャンネル
①Didiの韓国文化Podcast

韓国人Didiさんが、韓国の文化や生活について丁寧に分かりやすく紹介してくれるYouTubeチャンネルです。
例えば、「韓国で絶対食べてほしいチェーン店」などの韓国のおすすめ情報や、
「韓国では今も漢字を使うの?」といった、韓国に関する疑問に答える動画も多く、興味が惹かれる内容ばかりです。
また、Didiさんの発音が、ゆっくりではっきりとしているので、韓国語初心者の方にとっても聞き取りやすいかと思います。
動画では、話しているとき口元の動きも見れるので、発音やイントネーションを確認したり、シャドーイング練習にも活用できますよ。
②용용의 한국어 ヨンヨンの韓国語

日本在住経験のある、韓国人ヨンヨンさんのYouTubeチャンネルもおすすめです。
このチャンネルの魅力は、動画内に韓国語字幕と日本語字幕の両方が付いていることです。
YouTubeの自動翻訳では、正しい日本語に翻訳されない場合がありますが、ヨンヨンさんは日本在住経験があるため、動画内の日本語スクリプトも自然で、日本人にとって分かりやすい内容になっています。
また、動画によっては、タメ口で話すラジオ形式のコンテンツもあるため、友達同士で使うようなカジュアルな韓国語を身につけたい方にも、ぜひおすすめのYouTubeチャンネルです。
まとめ
本記事では、TOPIKリスニングを伸ばすための勉強法や、書籍・サイトを紹介しました。
リスニングは、短期間ですぐに実力を伸ばすことが難しい分野ですが、毎日コツコツと韓国語を聞く習慣をつけることで、少しずつ耳が慣れてきますよ。
ぜひ今回紹介した勉強法を取り入れて、韓国語を音で聞き取り、理解できるように練習してみてくださいね。







